京都・八坂神社の闇と光!地元民が隠す秘密の参拝ルートと真実
観光客で賑わう西楼門から入るのは、実は「表の顔」にすぎない。古くからの花街関係者や京都の古老たちが早朝、静けさの中で実践する秘密の参拝ルートが存在する。
彼らがまず足を向けるのは、東大路通に面した「南楼門」だ。こここそが本来の正門。南楼門をくぐり、まずは本殿へ向かい素戔嗚尊に挨拶を済ませる。だが、真の参拝はそこから始まる。多くの参拝者が見落とす本殿北東の「悪王子社(あくおうじしゃ)」へ足を運ぶのだ。「悪」とは邪悪の意味ではなく、力強さを極めた「強力無比」を意味する素戔嗚尊の荒魂(あらみたま)。ここで自身の迷いや悪縁を断ち切る決意を告げる。
続いて向かうのが、湧き出る御神水で肌を清めると美徳と美貌が宿るとされる「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」、そして疫病退散の根源である「疫神社」。この順番で境内を時計回りに巡ることで、邪気祓い、美徳向上、心身再生という完璧な循環が完結する。ガイドブックの地図をなぞるだけでは決して辿り着けない、古都屈指のパワースポット巡りの真髄がここにある。