うな丼とうな重の決定的な違いとは?松竹梅の真相と損しない選び方
インターネット上の情報で頻繁に見受けられるのが、「うなぎ蒲焼き値段の違いは、天然モノと養殖モノの差である」という記述です。
これも現代の実態とは乖離しています。現在、日本の流通における天然鰻の割合は全体の0.3%未満に過ぎず、一般的な鰻料理店で提供されているうな丼・うな重は、ほぼ100%が徹底管理された養殖鰻(ジャポニカ種など)です。価格差の要因は天然か否かではなく、「国産ブランド鰻(三河一色産や浜名湖産、宮崎産など)か輸入鰻か」、そして「仕入れ時のサイズ規格(太さや目方)」によるものです。
また、「うな重のほうがタレが濃い」という噂も事実ではありません。タレ自体は寸胴で一括管理されており、器によって配合を変えることはありません。ただし、丼は底に向かってタレが溜まりやすいため最後の一口が濃く感じられ、平らな重箱はタレが均等に行き渡るため後味が上品に感じられるという、構造上の錯覚が誤解を生んでいます。