世界一難しい漢字はどれ?84画「たいと」からビャンビャン麺まで解明

世界一難しい漢字はどれ?84画「たいと」からビャンビャン麺まで解明についての最新情報を徹底解説します。

手書き漢字の難易度において、近年圧倒的な知名度を誇るのが中華麺料理「ビャンビャン麺」の「ビャン」です。総画数は字体によって56画から58画と幅がありますが、書くためのパーツが極端に多く、初見でバランスを保って書くことは至難の業とされます。

この文字の構成要素を分解すると、上から「穴冠(あなかんむり)」、中央に「言」を挟んで両脇に「幺(いとがしら)」、その下に「長」が2つ、さらに下に「馬」、左に「月(肉月)」、右に「刂(りっとう)」、底部に「心」、そして全体を包むように「辶(しんにょう)」が配置されています。

なぜここまで複雑怪奇な文字が誕生したのでしょうか。中国・陝西省の民間伝承によると、この文字は「貧しい秀才(科挙の受験生)が麺代を支払えなくなった際、即興で複雑な文字を考案し、店主への代金代わりに看板文字として提供した」という逸話が残されています。

現地では、この文字の書き順を忘れないためのリズミカルな口訣(覚え歌)が語り継がれています。「穴の冠に言が立ち、幺が二つに長が二つ、真ん中に馬が座り、左に月、右に立刀、下に心がドカンと据わり、しんにょうで大きく囲む」といった調子で唱えながら筆を運ぶのが正統な書き方です。2026年にUnicode 13.0(拡張G面)に正式収録されたことで、デジタル機器上でも表示可能な文字となりました。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。