排卵後に体温が上がるのが遅い原因とは?黄体機能不全と妊娠の真相

排卵後に体温が上がるのが遅い原因とは?黄体機能不全と妊娠の真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

不妊治療専門医のカウンセリングや妊活当事者のコミュニティでは、「排卵検査薬が強陽性になりタイミングをとったが、3日経っても体温が上がらず諦めていたところ妊娠していた」という実例が数多く寄せられています。

大手不妊治療クリニックの生殖医療専門医は、臨床の現場実態について次のように語ります。

「基礎体温はあくまで自律神経や睡眠環境、外気温度に左右される間接的な指標に過ぎません。超音波エコー検査で卵胞破裂(確実な排卵)を確認した当日であっても、体温が完全に高温期の水準へ到達するまでに2〜3日を要する患者さんは全体の2割から3割程度存在します。基礎体温グラフの立ち上がりが遅いからといって、受精や着床が否定される根拠にはなりません」

また、妊娠成立時の体温推移においては、着床時期の体温変化にも特徴的なパターンが見られます。受精卵が子宮内膜に着床する排卵後7〜10日前後に、一時的に体温が0.2℃前後低下した後に再び急上昇する「インプランテーションディップ(着床時体温低下)」と呼ばれる現象を経験する女性もいます。排卵直後の体温上昇が緩やかであっても、着床時期にかけてプロゲステロンと絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の協調作用により高温期が強固に安定化し、妊娠継続に至るケースは臨床上極めて普遍的です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。