パラレルワールドに行った人の証言|きさらぎ駅の真相と戻り方を検証
個人の主観的体験にとどまらず、社会的な現象として観測されているのがマンデラエフェクト(マンデラ効果)です。南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラ氏が「1980年代に獄中死した」という誤った記憶を、世界中の数百万人が共有していたことから命名されました。
日本国内でも、以下のような事例が頻繁に議論されます。
- ピカチュウの尻尾:「先端が黒かったはずだ」と主張する人が多いが、実際は根元が茶色で先端は黄色。
- お菓子「キットカット」のロゴ:ハイフン(Kit-Kat)が入っていたと記憶する層が一定数存在する。
- 巨人の星の養成ギプス:主人公・星飛雄馬がギプスを付けていたのは少年時代のみだが、大リーグ時代も付けていたと誤認される。
ネット上では「量子の多世界解釈(エヴェレット解釈)に基づき、微細な分岐を経たパラレルワールドから人間が移住してきた証拠ではないか」という仮説が熱狂的に支持されることがあります。しかし、認知心理学の研究データによれば、人間の脳は視覚情報を「典型的なパターン(スキーマ)」に合わせて勝手に補完・再構成する性質があり、記憶の脆弱性と確証バイアスによって説明がつきます。