水抜き栓の正しい操作手順を知らないと冬場に水道管破裂の危険も。失敗しない開閉方法や凍結防止のコツを今すぐチェック!
水抜き栓の操作で最も多いトラブルは「開け方と閉め方の混同」だ。言葉のイメージからすると「開ける=水を流す」「閉める=水を止める」と考えがちだが、水抜き栓においてはまったく逆になる。
水抜き栓を「開ける」=水道管内の水を外に排出する(排水状態)
水抜き栓を「閉める」=排水を止めて水道管に水を満たす(通水状態)
この基本を誤ると、冬場に水抜き栓を閉めたまま放置してしまい、管内に水が残って凍結・破裂という最悪のシナリオを招く。実際にSNS上の報告では「水抜きしたつもりが逆に閉めていて、朝に屋外の配管が裂けていた」という後悔の声が毎年のように投稿されている。
正しい操作手順は次のとおりだ。
【凍結防止のための水抜き操作(冬季・就寝前・外出前)】
1. 家中の蛇口(台所・洗面・浴室・トイレ・洗濯機用)をすべて開ける。
2. 水抜き栓を「開」位置に操作する。
3. 蛇口から水が抜け、空気が吸い込まれる「ゴボゴボ」という音が収まるのを確認する。
4. 蛇口を閉める(※水抜き栓は開けたまま)。
【通水・復帰操作(朝・帰宅後)】
1. すべての蛇口が閉まっていることを確認する。
2. 水抜き栓を「閉」位置に操作する。
3. 蛇口を少しずつ開けて空気を抜きながら、水が正常に出ることを確認する。
水道修理業者の取材によれば、「水抜き栓を開けたあとに蛇口を閉め忘れるケース」も相当数あるという。とくに屋外の散水栓や洗濯機用の蛇口は見落としやすい。復帰操作後にいきなり全開にすると、空気が噛んでウォーターハンマー(水撃)現象を起こすため、必ず少量ずつ開けるのが鉄則だ。