ミシンのボビン巻き方完全ガイド!糸の緩みや偏りを防ぐプロの極意
美しい下糸を作るための基本動作は、すべての家庭用・職業用ミシンで共通しています。感覚に頼らず、以下のステップを忠実に守ることが失敗を防ぐ最短ルートです。
ステップ1:糸立て棒へのセットと糸掛け
糸駒を糸立て棒に差し込み、糸駒押さえをすき間なくセットします。糸駒のサイズに対して押さえが小さすぎたり大きすぎたりすると、糸の引き出し抵抗が不規則になり巻きムラの原因になります。糸をミシン本体上面の図示通りに引き出し、下糸巻き案内の金属皿に両手で「カチッ」と手応えがあるまで挟み込みます。
ステップ2:ボビンへの糸通しと軸の固定
ボビンの内側から外側の小さな穴に向けて糸を通します。ボビンを下糸巻き軸に差し込み、カチッと音がするまで押し下げたら、軸を右側(巻き取り位置)へカチッとスライドさせます。
ステップ3:巻き始めの固定と糸端カット
穴から出た糸端を上方向に軽く引っ張りながら、スタートボタンを低速で押すかフットコントローラーを軽く踏みます。ボビンに糸が5〜6周巻き付いたら一度停止させ、穴から出ている余分な糸端をハサミで根元ギリギリから切り落とします。このボビンにおける糸の巻き終わり処理を省略すると、回転中に糸端が巻き込まれて絡まりの原因になります。
ステップ4:定速回転と満巻き停止
糸端を切ったら、中速から高速で一気に巻き進めます。ほとんどのミシンには満巻き検知レバーが付いており、ボビンの約80〜85%まで糸が巻かれると自動で停止または空回り状態に切り替わります。巻き終わったら軸を左側に戻し、ボビンを引き抜いて糸をカットします。
もし途中で糸が緩んだり偏ったりした場合は、もったいながらずに下糸の巻き直しを行ってください。緩んだ下糸をそのまま使用すると、縫製中に下糸が引っ張られて釜の中で団子状に絡み、最悪の場合は内釜の破損につながります。