当社と弊社の違いとは?知らずに使うと恥をかく敬語マナー徹底解説
ビジネス現場における「会社の呼び方」の混乱は、新人層のみならず中堅社員の間でも頻発しています。大手人材開発コンサルティング会社が実施した「ビジネスコミュニケーション意識調査(2026〜2026年期調査・有効回答数1,200名)」によると、全体の46.8%が『メールや商談で当社と弊社の使い分けに一度は迷ったことがある』と回答しています。
さらに、「取引先や部下のメールで呼び方の誤用が気になった経験がある」と答えた管理職層は58.3%に上り、言葉の乱れがビジネス上の信頼感に直結している実態が浮き彫りになりました。
都内のIT企業で採用・育成責任者を務める役員は、現場の様子を次のように振り返ります。
「新卒研修や中途採用の現場で最も多いのが、社内プレゼンで『弊社の強みは……』と発表してしまうミスです。社内の仲間に対してへりくだる必要はないのですが、本人は『丁寧な言葉を使っている』と思い込んでいるケースが目立ちます。また、就活生が面接で『弊社に入社した際は……』と口走ってしまい、緊張のあまり志望先と自分の立場が逆転してしまう光景も毎年見受けられます」
SNSやビジネス掲示板(知恵袋・専門フォーラム)でも、「顧客への提案書で『当社』と記載して上司に激怒された」「社外ウェビナーで自社をどう呼べばいいか分からない」といった相談が年間を通じて絶えません。現場の違和感は、単なる言葉狩りではなく、相手への敬意の方向性が狂っていることから生じる違和感なのです。