大判焼き呼び方全国勢力図!今川焼き・回転焼き・御座候の真相と由来

大判焼き呼び方全国勢力図!今川焼き・回転焼き・御座候の真相と由来に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

Q1:関東と関西で呼び方が分かれる決定的な理由は何ですか?
A1:関東では江戸時代中期に神田今川橋で発祥した「今川焼き」という元祖の名称がそのまま歴史的に定着しました。一方、関西では器具が回転する構造に注目した「回転焼き」という機能的な名称が広まったほか、昭和中期以降に姫路発祥の「御座候」が百貨店を中心にブランドを確立したため、東西で呼称の主力が二分されました。

Q2:「御座候」と一般的な「大判焼き」の中身や味に違いはありますか?
A2:菓子の基本構造(小麦粉生地にあんこを詰めて焼いたもの)は同じですが、御座候は十勝産エリモショウズを使用した風味豊かな赤あんと、高級菜豆(手亡豆)を用いた風味の良い白あんに徹底的にこだわり、薄皮で焼き上げる独自の品質基準を持っています。そのためファンの間では「御座候は大判焼きのカテゴリを超えた独立した銘菓」として区別されています。

Q3:広島で「二重焼き」と呼ばれるようになった由来は何ですか?
A3:丸い金属製の焼き型を上下2枚(二重)に重ね合わせ、密閉してふっくらと蒸し焼きにする製法器具の構造から名付けられました。広島県内では昭和初期からこの製造スタイルが定着し、県内全域で世代を問わず「二重焼き」が公認の普通名詞として用いられています。

Q4:長野の郷土料理「おやき」と、北海道などで呼ばれる「おやき(大判焼き)」はどう違うのですか?
A4:全く異なる菓子・料理です。長野県の「信州おやき」は小麦粉や蕎麦粉の生地で野沢菜や味噌ナス、切り干し大根などを包んで蒸したり焼いたりする郷土惣菜です。一方、北海道や北東北で「おやき」と呼ばれるものは、今川焼き・大判焼きそのものを指します。北日本では粉モノの焼き菓子全般を「おやき」と呼ぶ言語習慣があったためです。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。