テレビ離れは嘘か?2026年秋クールに見る「数字」の劇的変化とヒットの真実
どれほど世帯視聴率が高くても、購買意欲の低い層ばかりが視聴していては、スポンサー企業は資金を出さない。現在のテレビ局が血眼になって追いかけているのは、購買力があり、SNSでの拡散力も高い若年・中年層の動向だ。彼らに刺さるテーマやキャスティングでなければ、どれだけ豪華な制作陣を揃えても意味がない。
この変化により、ドラマの企画内容自体も変貌を遂げている。万人受けするホームドラマや無難な刑事ものは減少し、エッジの効いた復讐劇や、特定の趣味嗜好に特化したオタク向けの作品が増加した。万人から70点をもらう作品よりも、特定の層から120点をもらう作品の方が、結果としてビジネス的に成功しやすいからだ。