お寺と神社の違いとは?鳥居や参拝作法・御朱印帳の疑問を徹底解剖

お寺と神社の違いとは?鳥居や参拝作法・御朱印帳の疑問を徹底解剖についての真相をご紹介します。

寺社巡りや観光ブームの中で、多くの参拝者が直面するのが「お寺と神社で御朱印帳を分けるべきか」という問題です。

SNSやネット掲示板の書き込みでは、「1冊の御朱印帳にお寺と神社の御朱印が混ざっていたら、窓口で記帳を断られた」「説教された」という体験談が散見されます。一方で、「まったく問題なく書いてもらえた」という声も多く、現場での混乱が生じています。

歴史的な背景を紐解くと、明治以前の日本は「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の時代が長く続き、神社とお寺は同一の信仰圏として融合していました。しかし、明治元年の「神仏分離令」によって両者が厳格に区別された経緯があります。

現在でも、一部の厳格な神社(伊勢神宮や出雲大社系統、または単立の古社)や特定の仏教宗派(浄土真宗など御朱印を出さない宗派や、日蓮宗の首題帳指定など)では、他方の墨書が混在している帳面への記帳を断る事例が実在します。現場の神職・僧侶に取材すると、次のような見解が一般的です。

「基本的には個人の信仰の記録ですので受け付けますが、本来の教義や祭祀の筋を通す意味で、神道用と仏教用で帳面を分けていただくのが最も自然で丁寧な形です」(都内神社・権禰宜)

断られて現場で気まずい思いをしないためにも、「神社用」と「お寺用」の2冊を携帯・運用するのが確実なリスク管理といえます。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。