元Akb48渡辺麻友の流出劇から12年——なぜ「裏垢」問題は今なおSns社会の鏡であり続けるのか
この流出騒動以降、日本のエンターテインメント業界におけるSNS管理体制は劇的な変化を遂げた。大手芸能事務所は所属タレントに対し、プライベートアカウントの所持を厳格に制限するか、専門のセキュリティ企業による監視を導入するようになった。
特にアイドルグループにおいては、裏垢の所持自体が契約違反とみなされるケースも少なくない。しかし、その一方で過剰な抑圧がタレントの精神的ストレスを増大させているという指摘も根強く存在する。
完璧な清廉潔白を求められる現代のエンターテイナーにとって、息を抜くための「安全なパドック」をどこに設けるべきなのか。渡辺麻友が遺した課題は、10年以上が経過した現在の芸能界においても、いまだ明快な答えが見つかっていない難問のままだ。