爪の黒い線は悪性黒色腫か?メラノーマの見分け方と危険なサイン

爪の黒い線は悪性黒色腫か?メラノーマの見分け方と危険なサインについて専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

爪に黒っぽい変色が生じる原因は、メラノーマやほくろだけではありません。日常生活で頻繁に見られるのが、外傷による爪下血腫(そうかけっしゅ)です。ぶつけたり、サイズの合わない靴で圧迫されたりして爪の下で内出血が起きると、赤黒い斑点が現れます。

爪下血腫の見分け方は明快です。内出血の場合、爪の成長(1ヶ月で約3ミリ)とともに黒い部分が先端へ移動し、最終的に切り落とされて消失します。また、形も「縦の直線」ではなく円形や不規則なシミ状になるのが一般的です。数ヶ月経過しても位置が動かない、あるいは根元から新しい黒い線が伸び続けている場合は血腫ではありません。

加えて、中高年以降に増えるのが加齢や慢性的な摩擦による爪の変色です。加齢に伴う爪の黒い筋・縦線は、複数の指に薄い褐色や灰色の筋が平行して現れる傾向があり、1本だけが極端に黒く太くなることは稀です。抗がん剤や一部の抗菌薬の内服、アジソン病などの内分泌疾患、重度の爪白癬(水虫)によっても爪が変色することがあります。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。