全身麻酔下の女性へ尿管カテーテルの痛みと違和感を抑える最新対策
カテーテルを無事に抜去した後に直面しやすいのが、自力でうまく排尿できなくなる「術後尿滞留」だ。尿意はあるのに出ない、あるいは膀胱に尿が溜まっている感覚が抜けないといった症状が該当する。
原因は様々だ。全身麻酔薬や鎮痛薬(医療用麻薬など)の残存効果によって神経伝達が鈍くなっているケースや、カテーテル刺激による尿道粘膜の軽微な浮腫(むくみ)が挙げられる。特に女性の場合、恥ずかしさからベッド上での排尿姿勢に慣れず、精神的な緊張で排尿筋が収縮しなくなるケースも目立つ。
術後尿滞留を防ぐためには、早期離床が極めて有効とされる。歩行許可が出たら可能な限り早い段階で看護師の付き添いのもとトイレへ移動し、自然な座位姿勢をとることで排尿反射が促される。また、下腹部を温めたり、水道の水を流す音を聞いてリラックスしたりする工夫も現場で効果を上げている。