筋トレで突然の肉割れ?原因と治らない理由・2026最新予防法
トレーニングによる肉割れは、全身に均等に現れるわけではありません。現場のインストラクターや皮膚科医への取材において、圧倒的多数を占める部位として挙げられるのが筋トレ肉割れ肩周辺、とりわけ「大胸筋上部と三角筋前部の境界線」です。
ベンチプレスやインクラインダンベルプレス、ディップスなどの種目では、高重量の負荷を受けながら大胸筋が強く水平外転・伸展されます。筋肉そのものが強烈にパンプアップして膨張するのと同時に、皮膚表面には強大な引っ張り応力が横方向に加わります。特に三角筋前部から脇の下にかけての皮膚は、普段の日常生活ではそこまで極端な伸張刺激を受けないため、急激な肥大刺激に耐えきれず皮膚の断裂線が縦方向に走りやすいのです。
次いで多い部位が、上腕二頭筋の内側、広背筋の脇腹付近、スクワットをやり込んだ際の大腿四頭筋や臀部です。いずれも「大きな可動域で強いストレッチがかかる高重量コンパウンド種目」の対象部位であり、筋肉の成長スピードが皮膚組織の許容限度を上回った証拠とも言えます。