酸化マグネシウムの飲むタイミングは食後?就寝前?効果を最大化する真相
ドラッグストアのレビューやSNSの投稿を観察すると、「飲んですぐに出ると思ったのにまったく音沙汰がない」「効き目が遅すぎる」といった不満の声が散見されます。こうした声が生まれる最大の原因は、刺激性便秘薬との性質の違いを誤解している点にあります。
センナやビサコジルのように大腸の神経を直接刺激して無理やり腸を動かす下剤であれば、服用から数時間で激しい腹痛とともに便意が訪れるケースもあります。しかし、保水作用によって便を柔らかく整える酸化マグネシウムの効くまでの時間は、通常8時間から10時間前後と穏やかです。即効性を期待して口にする薬ではなく、「半日後の自然なお通じ」を準備するための薬であると認識しなければなりません。
現場の薬剤師が口を揃えて強調するのが、服用時の水分量です。酸化マグネシウムは水の量を多め(200〜300ml程度)にして飲まなければ、真価を発揮できません。腸の中に引き込むべき水分が体内になければ、薬剤が便の水分を奪うことすらあり、かえって便が硬くなってしまう逆転現象すら起こり得ます。「効かない」と嘆く利用者の多くが、わずか一口の水で錠剤を飲み込んでいる実態が報告されています。