コース立方体テストで何がわかる?採点・Iq換算と認知症評価の全貌

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医療機関や心理相談機関では、コース立方体テストのほかにWAIS(ウェクスラー成人知能検査)や各種認知症スケールも頻繁に実施されます。受検者からよく聞かれるのが、「WAISの中にある積み木問題と、コース立方体は何が違うのか」という疑問です。

実のところ、WAISの群指数のひとつ「知覚推理(現・視空間指標)」に含まれるブロックデザインテスト 違いのルーツこそが、このコース立方体テストです。WAISのブロックは赤と白の2色構成で検査バッテリーの一部分として組み込まれているのに対し、コース立方体テストは赤・白・青・黄の4色を駆使し、単独の包括的検査として17問をじっくり掘り下げて実施します。両者の仕様や位置づけの差異を客観的データで整理しました。

検査名適用年齢・構成要素検査の特徴と制約現場における主な用途コース立方体組み合わせテスト児童期(概ね5〜6歳)〜高齢者(上限なし)/4色ブロック16個言語不要、全17問。2問連続失敗で終了。非言語単能検査として特化。聴覚・言語障害児の知能把握、認知症評価、高次脳機能障害の局在分析WAIS-IV(積木模様課題)16歳0カ月〜90歳11カ月/赤白2色ブロック4〜9個全10〜15の下位検査の一つ。言語理解やワーキングメモリ等と総合比較。総合的な知能指数(全検査IQ)および認知プロファイル(得意・不得意)の同定改訂長谷川式(HDS-R) / MMSE主に高齢者(65歳以上推奨)/質問紙・簡単な描画所要時間10〜15分。日時見当識や単語想起など口頭応答が中心。認知症のスクリーニング検査(30点満点でカットオフ値を判定)

コース立方体組み合わせテスト 適用年齢の幅広さは、児童から超高齢者までカバーしており、単体の机上検査として独立しているからこそ、対象者のコンディションや疲労度に合わせてピンポイントで投入できる柔軟性を備えています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。