「部屋にヤツが出た!」海外滞在先で凍りつく日本人急増中、とっさに叫べない『ゴキブリ』のリアルな英語事情【2026年現地ルポ】

「部屋にヤツが出た!」海外滞在先で凍りつく日本人急増中、とっさに叫べない『ゴキブリ』のリアルな英語事情【2026年現地ルポ】の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

アメリカ合衆国の南部、フロリダやジョージア、サウスカロライナ州へ足を踏み入れる旅行者は、さらに厄介な言語の罠に嵌まることになる。現地の人々は、手のひらほどもある巨大なゴキブリを指して、涼しい顔で「Palmetto bug(パルメット・バグ)」と呼ぶのだ。

パルメットとは、この地域に自生するノコギリヤシのこと。ヤシの葉陰に潜むからという風情あるネーミングだが、実態は「ワモンゴキブリ」そのものに他ならない。空を飛び、体長は5センチを超え、時には人間の顔面めがけて突進してくる悪夢の塊だ。ホテルのフロント係に「部屋にパルメット・バグが……」と訴えても、「ああ、自然豊かな証拠ですよ」などと爽やかに流されるケースが後を絶たない。都市部では「Waterbug(ウォーターバグ)」という呼称も頻出する。下水道や配水管から這い上がってくることからそう呼ばれるが、要するにゴキブリの体裁のいい言い換えである。婉曲表現に騙されて「害のない虫か」と油断していると、夜中に地獄を見ることになる。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

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