発達障害の遺伝確率は何%?最新研究が明かす数値と親兄弟のリスク

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過去には「母親の育て方」や「母親からの遺伝」が偏って取り沙汰された時代もありましたが、現代の分子遺伝学において「母親だけが原因」という説は完全に否定されています。母方・父方のどちらからも等しく遺伝的素因は受け継がれます。

一方で、近年のゲノム研究では「父親の精子形成時の年齢」が注目されています。男性の加齢に伴い精子の幹細胞分裂回数が増加することで、新生突然変異(de novo変異)が発生しやすくなり、これが子どものASDや統合失調症の発症リスク微増と関連していることが多くの論文で示されています。

したがって、「母親の家系にアスペルガー傾向の人がいるから」「父親の性格に偏りがあるから」と一方を責めることには科学的な根拠がありません。遺伝的背景は両親双方から複雑に組み合わさるものであり、誰か特定の責任に帰することは医学的に誤りです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。