激揺れでも安心?特急「しなの」のトイレ事情と新型385系での進化を徹底解説
「しなの」号を利用する際、まず頭に叩き込んでおくべきはトイレの号車配置だ。主力である383系は、基本となる6両編成に加え、多客期に連結される増結2両・4両編成を自在に組み合わせる。基本編成(長野寄り1号車がグリーン車、6号車が普通車自由席または指定席)の場合、トイレは「偶数号車」のデッキに配置されているのが鉄則だ。
具体的には2号車、4号車に設置されている。車いす対応の大型洋式トイレが用意されているのは2号車だ。ここで最大の盲点となるのが、パノラマビューで人気の1号車グリーン指定席。なんと1号車の車内にはトイレが存在しない。最高級のシートで寛いでいたとしても、用を足すには必ずデッキの貫通扉を押し開け、2号車まで歩かなければならない。揺れる列車内での1両分の移動は、体感として思いのほか遠く感じるものだ。
8両や10両に増結された編成では、増結側の偶数号車(6号車や8号車など)にもサニタリーが追加される。しかし、編成の境目には通り抜けができない乗務員室同士の連結部が存在するケースもあり、自分の座席から最寄りのトイレへのルートは、発車直後に必ず座席背面の案内図で確かめておくのが賢明だ。