あれから20年、私たちはなぜ今も「ハレ晴レ ユカイ」で踊り続けるのか? 深夜アニメのEdが世界のネット空間を塗り替えた理由
平野綾、茅原実里、後藤邑子という3人のキャストが自ら歌い、ライブステージでその振り付けを再現した瞬間、声優エンターテインメントの歴史は不可逆的な転換点を迎えた。キャラクターと演者が二次元と三次元の境界を融解させ、ステージ上で完全な同期を果たす。現在のアリーナクラスを埋め尽くす声優・アニソンライブの原型は、間違いなくここにあった。
声優が単なる「声をあてる職人」にとどまらず、歌唱力、パフォーマンス力、そして強烈なスター性を兼ね備えた表現者として脚光を浴びる。彼女たちが汗を流しながらステージでステップを踏んだあの夜がなければ、今花盛りのメディアミックスプロジェクトの数々は、まったく違う形をとっていたはずだ。