ふくらはぎの激痛は危険信号?ホーマンズ徴候と血栓症の見分け方

ふくらはぎの激痛は危険信号?ホーマンズ徴候と血栓症の見分け方について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

診察におけるホーマンズ徴候のやり方は極めてシンプルですが、正確な手技が求められます。患者をベッド上に仰向け(仰臥位)にし、膝関節を完全に伸展させた状態を保ちます。検者は片手で患者の踵を支え、もう一方の手で足の裏を押し上げるようにして足関節を他動的に背屈(すねの方向へ曲げる動作)させます。

この動作により、ヒラメ筋や腓腹筋とともに深部静脈が伸張されます。静脈内に血栓が存在し周囲に炎症が波及している場合、伸張刺激に耐えきれず、ふくらはぎの奥深くに差し込むような激痛が生じます。これがいわゆるふくらはぎに圧痛が生じる理由です。

注意点として、自己判断で強く足首を反らしたり、ふくらはぎを強く揉みほぐしたりする行為は危険を伴います。物理的な圧迫によって血管内の血栓が剥がれ落ち、血流に乗って心臓を経由し、肺の動脈を塞いでしまうリスクがあるためです。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。