相沢友子と万城目学の確執とは?映画脚本改変と発言の真相に迫る
相沢友子氏と万城目学氏の接点として真っ先に挙げられるのが、2011年に公開された東宝映画『プリンセス トヨトミ』です。堤真一氏、綾瀬はるか氏、岡田将生氏ら豪華キャストを迎えて大ヒットを記録した同作ですが、原作ファンと万城目氏の間には公開当初から拭い去れない違和感が横たわっていました。
原作小説の持つ緻密な歴史ミステリーと少年少女の成長物語に対し、相沢氏が手掛けた脚本では主要登場人物の性別変更やキャラクターの統合といった大規模な脚色が施されました。特に原作で強い存在感を放っていた「鳥居」というキャラクターの設定が大幅に変えられた点については、公開当時から映画レビューや文芸ファンの間で賛否が真っ二つに割れる事態となります。
商業映画としての成立を優先する制作サイドと、世界観の根底を守りたい原作者サイド。この時点で生じていた小さな歪みが、その後の決定的な亀裂へと繋がっていくことになります。