華やかなKカルチャーの陰で追いつめられる韓国経済と社会の歪み
華やかな照明と洗練されたパフォーマンスで世界を熱狂させるK-POP産業もまた、転換期を迎えている。一見すると盤石に見える音楽ビジネスの裏側には、幼少期からの過酷な練習生制度や、過密スケジュールによるアーティストのメンタルヘルス問題など、構造的な歪みが蓄積してきた。
海外市場でのファンベース拡大に成功した一方で、新人のデビューサイクルは異常なほど早まり、消費のスピード感は限界に達しつつある。グローバルな成功を維持するためには、従来の過剰な競争原理と引き換えにしてきた労働環境や権利保護の課題に、正面から向き合わねばならない。