大学で相次ぐ大麻事件のなぜ?逮捕・退学処分の実態と最新動向を追う
大学生の間で大麻の蔓延が止まらない最大の要因は、SNSを介した密売の手軽さにあります。X(旧Twitter)やInstagram上で「手押し」「野菜」といった隠語を用いて密売人と接触し、TelegramやSignalなどの暗号化アプリに誘導されて指定の場所で受け取る手口が完全に定着しました。
暴力団などの売人と直接対面することなく、まるでフードデリバリーを頼むかのような感覚で違法薬物を入手できる環境が、若者の心理的ハードルを著しく下げています。
さらに深刻なのが、インターネット上に溢れる「大麻はタバコや酒より無害」「海外の一部では合法化されている」といった偏った情報の氾濫です。実際には、成長段階にある脳に対する悪影響や幻覚・記憶障害のリスク、依存性の高さが医学的に実証されているにもかかわらず、誤った安全神話を鵜呑みにしてしまう若者が後を絶ちません。