田母神ガールズの正体と現在|熱狂の都知事選から裏金疑惑の真相まで
選挙直後の熱気は、やがて最悪の形で冷却へと向かいます。田母神陣営の主軸として選挙を支えていた保守系メディア「チャンネル桜」の水島総代表と田母神俊雄氏の対立が突如として表面化したためです。
発端となったのは、都知事選および同年末の衆院選で全国から集まった約1億4000万円にのぼる政治資金の使途不明金問題でした。2015年2月に水島氏側が不正支出疑惑を公表したことで、陣営は完全に空中分解。その後、東京地検特捜部の捜査が入り、政治資金問題の経緯は刑事事件へと発展します。
2016年4月、田母神氏と選挙対策本部の元事務局長が公職選挙法違反(運動員買収)の容疑で逮捕されました。選挙後、運動員に対して労務の対価として違法な現金が配られていた事実が発覚したのです。この際、田母神俊雄陣営の選挙運動員として活動していた一部の女性たちにも「日当」や「謝礼」名目で金銭が渡されていたのではないかという疑惑が報じられ、田母神ガールズの活動そのものにも司法のメスが入る事態となりました。
純粋な動機でボランティア参加していたメンバーも多かった中、幹部による資金の私的流用や買収疑惑に巻き込まれたことで、グループは完全に瓦解し、関係者間には深い不信の溝が残ることになりました。