うつ病は甘えか?怠けとの違いと脳科学が解き明かす医学的真相

うつ病は甘えか?怠けとの違いと脳科学が解き明かす医学的真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

SNSや大手掲示板、相談サイトでは、「職場でうつ病を報告したら『若い頃はみんな辛かった』と一蹴された」「休職に入ったが、同僚への申し訳なさで死にたくなる」といった切実な声が溢れています。

ある大手IT企業に勤務していた30代男性の手記には、当時の生々しい葛藤が記録されています。

「毎日深夜残業が続き、ある朝ベッドから足が動かなくなりました。上司に相談したところ『誰だって疲れている。休むのは甘えだ』と言われ、自分を責め続けました。精神科で重度のうつ病と診断され休職が決まった瞬間も、安堵ではなく『脱落者になった』という強烈な敗北感と休職への罪悪感に襲われ、処方薬を握りしめて泣く日々でした」

ネット上にはびこる「うつ病は甘え」という言説の多くは、精神疾患に対する無知と、自身が過酷な労働に耐えてきた経験を正当化したい心理(認知の歪み)から生まれています。当事者がこうした周囲の無理解とネットの反応を真に受け、休養を先延ばしにすると、回復までに数年単位の時間を要する重症化リスクを招きます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。