江井ヶ島酒造が世界で熱狂される真相|老舗の挑戦とあかしの真価

今注目を集めている 江井ヶ島酒造が世界で熱狂される真相|老舗の挑戦とあかしの真価について、多角的な視点を整理して公開しています。

江井ヶ島酒造の創業は江戸時代の1679(延宝7)年に遡り、近代企業としての設立は1888(明治21)年。灘と並ぶ酒処・明石の地で、銘酒「神鷹(かみたか)」を醸し続けてきた名門です。しかし、同社が日本の洋酒史に刻んだ最大の足跡は、寿屋(現サントリー)が山崎蒸留所を着工するよりも早い1919(大正8)年にウイスキー製造免許を取得したという事実にあります。

当時、日本人の嗜好に合わせた洋酒文化を切り拓くべく立ち上げられたのが「ホワイトオーク」ブランドでした。1984年には現在の近代的な蒸留棟が新設され、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルを導入。清酒造りのオフシーズンである初夏から夏場にかけてモルトウイスキーを蒸留するという、酒蔵ならではの柔軟かつ高度な生産体制を確立しました。江井ヶ島酒造の歴史と経緯を紐解くと、伝統に甘んじることなく常に次世代の酒造りに挑んできたハイブリッドなDNAが浮かび上がってきます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。