静寂を飾る花屋「Duft」の輪郭|若井ちひろが創り出す空間美学と一輪の奇跡

静寂を飾る花屋「Duft」の輪郭|若井ちひろが創り出す空間美学と一輪の奇跡の要点を詳しく解説してご紹介します。

都会の喧騒の中にあって、duftの店内には異なる時間が流れている。店内に配された花々は、どれも主張しすぎず、かといって没個性でもない。一本一本が凛とした佇まいを見せる。過度な装飾を排し、あえて「埋め尽くさない」陳列手法は、訪れる者の視線を自然と一輪の花へと集束させる。

生花店といえば、色の鮮やかさやボリューム感を競い合う光景が一般的だった。しかしduftが提示するのは、引き算の美学だ。花を束ねるという行為を、絵画を描くような、あるいは彫刻を削り出すような精神的作業へと昇華させている。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。