海月姫ドラマキャスト相関図&現在!瀬戸康史の女装と映画比較を徹底解説
『海月姫』の世界観を決定づけるのが、天水館に巣食う筋金入りのオタク女子集団「尼〜ず(あま〜ず)」です。「男を必要としない人生」を掲げる彼女たちを演じた女優陣は、従来のビジュアルイメージを完全に封印し、徹底的な怪演を見せつけました。
ばんばさん(鉄道オタク)役の木南晴夏さんは、巨大なアフロヘアーに常にサングラスという奇抜なスタイルで登場。独特の低い声と電車に関する蘊蓄を早口でまくしたてる圧倒的な存在感で、コメディリリーフとしてのポジションを確立しました。
ジジ様(枯れ専・和服オタク)役の松井玲奈さんは、元SKE48のアイドルオーラを一切消し去り、猫背でボソボソと喋る影の薄い女性を緻密に構築。枯れた中年男性を見つめるときの妖しい視線や、天水館の縁の下の力持ちとしての落ち着いた佇まいで高い評価を得ました。
そして最も視聴者を驚かせたのが、まやや(三国志オタク)役の内田理央さんです。モデルとしても活躍する彼女が、長い前髪で完全に顔を覆い隠し、ジャージをハイウエストで穿きこなしながら奇声を上げ、激しい手振りで三国志を熱弁する姿は語り草となりました。後年のインタビューで内田さんは「自分の殻を完全に破ることができたターニングポイントの作品」と述懐しています。
これに加えて、着物と市松人形を愛する天水館の管理人・千絵子役の富山えり子さんが尼〜ずのリーダーとして母性的な包容力を表現。4人の息の合った掛け合いとテンポの良いアンサンブルは、実写化における最大の成功要因となりました。