アンナチュラル葬儀屋木林の正体!中堂との裏取引と赤い金魚の真相
常に軽薄な笑みを浮かべ、死者を扱う現場にいながらどこか飄々とした独特の空気感を完璧に作り上げたのが、アンナチュラルの葬儀屋を演じた俳優・竜星涼です。
竜星涼は当時、スーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』の主演やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』などで爽やかな好青年役としての評価を確立していました。しかし本作のフォレスト葬儀社・木林南雲役では、183cmの長身にタイトなブラックスーツ、オールバックのヘアスタイルとサングラスという、これまでのイメージを覆す怪しげなビジュアルで登場しました。
当時の特番インタビューや制作陣の証言によると、脚本を手掛けた野木亜紀子と演出の塚原あゆ子は、木林を「単なる怪しい運び屋」ではなく、「死を日常として受け止めつつ、観客のサスペンスを程よく煽るトリックスター」として造形したと語られています。竜星涼は、声のトーンをわずかに低く保ちながら、中堂に札束を要求する際の絶妙な手の動きや、三澄ミコト(石原さとみ)たちと接する際の軽快なステップなど、細部の身体表現に徹底してこだわり、唯一無二のキャラクターを創り上げました。