魅上照の死因と最期の真相|原作・アニメの違いや「無能論」を徹底考察
魅上照の最期は、発表されたメディア媒体によって描写が劇的に分かれています。ファンや読者の間で死因の記憶が食い違う最大の理由は、原作コミックスとTVアニメ版で結末の演出方針が全く異なるためです。
原作漫画第12巻の最終決戦(イエローボックス倉庫)において、魅上は隠し持っていた本物のデスノートに捜査員たちの名前を書き込みますが、ニアによって完全に複製された偽物であったことが発覚します。敗北が決定的となり、追い詰められた夜神月が無様に取り乱す姿を目の当たりにした魅上は、自らが信じた「神」への敬意を完全に失い、「そんな奴、神じゃない!ただのクズだ!」と激しく罵倒しました。
その後、魅上はその場で逮捕されて拘置所へ収監されますが、公式記録上は逮捕からわずか10日後に「発狂死」を遂げています。この不自然な急死について、単行本13巻『HOW TO READ 13』内の対談では、捜査官の松田桃太が「ニアが確実に勝利を収め、証拠隠滅を図るためにノートを使って魅上を操り、殺害したのではないか」という戦慄の仮説(通称・ニア黒幕説)を語っており、公式にも真相は読者の想像に委ねられる形となっています。
一方、日本テレビ系列で放映されたアニメ版最終話(第37話)では、魅上の最期はよりドラマチックかつ凄惨なアクションとして描かれました。月が追い詰められ銃撃を受ける中、魅上は持っていたペンを自らの胸(心臓付近)に突き刺して大量出血を起こし自決。現場を大混乱に陥れることで、瀕死の月が倉庫から脱走する隙を作り出すという、最期まで忠誠を貫く殉教者のような幕引きへ改変されました。