競馬の枠連とは?馬連との違いや最強の買い方をプロが徹底解説
枠連を語る上で欠かせない特殊な概念が「枠連ゾロ目の仕組み」と「同枠多頭出しによる保険効果」です。
多頭数(9頭〜18頭立て)のレースでは、1つの枠に2頭または3頭の競走馬が同居します。もし、同じ枠に入った2頭(例えば8枠の15番と16番)が1着・2着を独占した場合、的中となる枠連の買い目は「8-8」となります。このように同じ数字が並ぶ買い目を競馬用語で「ゾロ目(ゾロめ)」と呼びます。
マークカードやネット投票(即PATなど)で枠連を購入する際、第1数字と第2数字に同じ枠番号を指定することでゾロ目馬券を購入できます。ゾロ目は確率的に出現頻度が低いため、時に馬連以上の高配当を叩き出すケースが見られます。
さらに強力なのが、同じ枠に有力馬が2頭同居したレースです。例えば、自分が本命に据えた「単勝1番人気馬」と同じ枠に「単勝3番人気馬」が配置された場合、その枠を軸にして枠連を購入すると、以下のような強力なメリットが生まれます。
- アクシデントへの保険:本命馬が出遅れや不利で凡走しても、同枠の対抗馬が好走すれば枠連としてはそのまま的中する
- 人気薄の台頭をキャッチ:相手枠に穴馬が飛び込んできた場合、本命・対抗のどちらが連対しても高配当を受け取れる
知っておくべき「同枠取消の返還ルール」
枠連を購入する際、競馬法およびJRA規定に基づく同枠取消の返還ルールを正しく理解していないと、思わぬ誤解を招きます。
出走取消や競走除外が発生した場合の返還(買い戻し)基準は以下の通り明確に分かれます。
- 1枠1頭(単枠)の馬が取消になった場合:その枠番号を含むすべての枠連馬券は「全額返還」されます。
- 1枠に2頭以上いる枠で「1頭だけ」が取消になった場合:同枠に残る馬が出走するため、その枠連馬券は「返還されず有効」のままレースが行われます。
- 1枠に2頭いる枠で「2頭とも」取消になった場合:その枠番号を含むすべての枠連馬券は「全額返還」されます。
- ゾロ目馬券(例:8-8)を買っていて、同枠の1頭が取消になった場合:同枠から2頭出走することが物理的に不可能になるため、「ゾロ目馬券(8-8)のみ全額返還」されます(他の8枠絡みの馬券8-1などは有効)。
同枠の片方が取り消された際、「馬券が無効になってお金が戻ってくる」と勘違いするケースが多発しているため、勝負の現場ではこの返還ルールの正確な把握が不可欠です。