ブレット・ヤング名曲の真相|なぜ結婚式定番となり心揺さぶるのか
ブレット・ヤングの経歴と現在を振り返ると、エリートアスリートからの劇的な転身というドラマチックな背景が浮かび上がります。
カリフォルニア州オレンジカウンティ出身の彼は、学生時代は将来を有望視されたプロ注目ピッチャーでした。フレズノ州立大学などで活躍し、メジャーリーグ(MLB)ドラフトでの指名も視野に入っていましたが、肘の深刻な靭帯損傷により野球選手の道を断念せざるを得なくなります。失意のどん底で彼を救ったのが、学生時代から親しんでいたアコースティックギターとソングライティングでした。
ロサンゼルスで下積みを重ねた後、カントリーの本場ナッシュビルへ移住。ビッグ・マシーン・レコード(Big Machine Label Group)との契約を勝ち取り、2017年のセルフタイトル・デビューアルバム『Brett Young』でブレイクを果たしました。彼が提唱するサウンドは、洗練された西海岸のポップス/R&Bテイストと、泥臭く感情豊かなナッシュビルのカントリーが融合した「Caliville(キャリヴィル)」スタイルと呼ばれ、新世代カントリーの旗手としての地位を確立しました。
私生活では2018年、運命の女性であるテイラー・ミルズと結婚。現在は二人の娘(プレスリー、ローワン)に恵まれ、父親としての深い慈愛を歌った「Lady」などのヒット曲も生み出しています。名実ともに円熟期を迎え、スタジアムツアーやフェスティバルのヘッドライナーとして世界中を熱狂させています。