【2026年最新ルポ】強面な姿の裏に隠された真実──「ピットブルに似た犬」たちが直面する誤解と、共生への新たな試み
専門家でさえ一瞬、目を凝らすことがある。それほどまでにピットブルと外見的特徴を共有する犬種は多い。現場の獣医師やドッグトレーナーによれば、特に誤認が多いのは以下の5種類だ。
筆頭に挙がるのはアメリカン・スタッフォードシャー・テリア(スタッフィー)だ。ピットブルと共通の祖先を持つが、AKC(アメリカンケネルクラブ)で公認され、家庭犬・ショー犬としてのブリーディングが長年行われてきた。体高はやや低く、重厚な骨格を持つ。
続いてスタッフォードシャー・ブル・テリア。イギリス原産のこの犬種は、本国では「ナニー・ドッグ(子守犬)」と呼ばれるほど子どもに対して深い情愛を見せることで知られる。体格はピットブルより一回り小さいが、筋骨隆々のシルエットはそっくりだ。
さらに、近年若い世代を中心に人気を集めるアメリカン・ブリーや、精悍な立ち姿のボクサー、さらにはドゴ・アルヘンティーノの血を引く犬たちも、予備知識のない通行人からは「ピットブル」と一括りにされがちだ。見た目のイカつさとは裏腹に、個々の犬種が持つ気質や性格は実にバラエティに富んでいる。