ギャル男はなぜ激減した?全盛期の熱狂と伝説モデルの現在、令和の進化
ギャル男を定義づけていた最大の要素は、妥協のない徹底した自己プロデュースと独自の装飾性にあります。そのヴィジュアルは、いくつかの極めて象徴的な記号によって成り立っていました。
代表的なスタイルとアイテムの特徴は以下の通りです。
- ヘアスタイル(スジ盛り・外ハネ・ウルフ):明るい金髪やメッシュをベースに、ハードワックスとスプレーで毛束を立体的に強調する「スジ盛り」や、長めの襟足を大胆に跳ねさせたウルフカットが絶対的なステータスでした。毎朝セットに1時間以上かける熱量が日常でした。
- 日サロによる小麦肌(ガングロ):健康的な日焼けを超え、黒さを競い合うように日焼けサロン(日サロ)へ通い詰めるのが定番。白い歯や明るい髪色とのコントラストが美の基準とされました。
- 109MEN'Sブランドの席巻:渋谷の商業ビル「109-2(のちの109MEN'S)」に店舗を構えるドメスティックブランドが大流行。『VANQUISH(ヴァンキッシュ)』『BUFFALO BOBS(バッファローボブズ)』『MAYHEM(メイヘム)』『FUGA(フーガ)』などのタイトなデニム、光沢のあるシャツ、先のとがったドレープブーツ(尖がり靴)がアイコンとなりました。
- 進化系アメカジ&サーフ:初期は『ALBA ROSA』のメンズ着用やサーフ系ブランドが主流でしたが、次第にバイカー要素やヴィンテージデニムをミックスした過剰な装飾スタイルへと独自進化を遂げました。
全身をタイトにまとめ、ウォレットチェーンやフェザーネックレスなどのシルバーアクセサリーをジャラづけする攻撃的なシルエットは、街中で誰よりも目立つための戦闘服でもありました。