麦茶で赤ちゃんに湿疹?アレルギー初期症状と小児科受診の目安
離乳食を進める保護者から特に多く寄せられるのが、「小麦アレルギーがある場合、麦茶も飲ませてはいけないのか」という疑問です。小麦アレルギーと大麦アレルギーの違いを理解するには、それぞれの穀物に含まれるタンパク質の構造を知る必要があります。
小麦の主要アレルゲンは「グルテン(グリアジンやグルテニン)」ですが、麦茶の原料である大麦にはグルテンそのものは含まれず、「ホルデイン」という近縁のタンパク質が含まれています。植物学的に小麦と大麦は同じイネ科の近縁種であるため、分子構造が似ており、一定割合で交差反応(類似のタンパク質に反応すること)を起こすリスクが存在します。
すでに小麦アレルギーの確定診断を受けている赤ちゃんに初めて麦茶を与える際は、自己判断で進めず、事前にかかりつけの小児科医へ相談することが推奨されます。逆に、麦茶を問題なく飲めているからといって小麦アレルギーが完全に否定されるわけではない点にも留意してください。