大塚明夫が名探偵コナンで演じた歴代役一覧!横溝兄弟の凄みと裏話
ネット上のファンの間では「横溝兄弟は最初から双子設定として構想されていたのか」という疑問がしばしば見られますが、実は原作者・青山剛昌氏による柔軟なアイデアから生まれた設定です。
当初、兄の参悟は埼玉県警所属として登場しましたが、青山氏が舞台を静岡に移した事件を描く際に「静岡県警に異動した」という形をとりました。その後、神奈川県警を舞台にするにあたり、「参悟をもう一度異動させるのは不自然だから、そっくりな弟を出そう」という発想で弟の重悟が誕生したという経緯があります。この無茶とも思える設定を破綻なく成立させたのが、大塚明夫氏の卓越した演技力でした。
さらに注目すべきは、大塚明夫氏の実父であり、日本声優界のレジェンドであった故・大塚周夫氏とコナンの関係です。大塚周夫氏は『名探偵コナン』において、大阪府警本部長・服部平蔵の親友である遠山銀司郎(遠山和葉の父)の初代声優を務めていました。親子二代にわたって警察組織の重鎮警部・幹部役を演じ、コナンの世界観を形作ってきた歴史は、声優ファンにとって極めて胸を打つエピソードです。