口内炎が白いのはなぜ?危険な病気の見分け方と治らない時の受診目安
一般的なアフタ性口内炎は触れると強い痛みを伴いますが、中には口内炎のように白くなっているのに痛くないケースがあります。「痛くないから放っておいても大丈夫だろう」と軽視するのは非常に危険です。痛みを伴わない白い病変の代表例として、前がん病変である「白板症(はくばんしょう)」や「口腔がん(舌がんなど)」が挙げられます。
白板症の初期症状は、舌の縁や歯茎、頬の粘膜などに白い板状・斑点状の病変が現れるのが特徴です。粘膜の角質が異常に厚くなることで白く見え、ガーゼなどで擦っても白い膜が剥がれないという明確な特徴があります。痛みやしみる感覚がほとんどないまま経過することが多く、全体の数%〜十数%が悪性化(がん化)するとされています。
さらに警戒すべきなのが口腔がんの見分け方です。初期の口腔がんはアフタ性口内炎と外見が似ていることがありますが、注意深く観察すると次のような決定的な違いが存在します。
- しこり(硬結)の有無:アフタ性は柔らかく窪んでいるのに対し、がんは病変の周囲や底部を触ると硬い芯のようなしこりがある
- 境界の形状:アフタ性はきれいな円形・楕円形を描くが、がんは境界がギザギザとして不鮮明で盛り上がりや凹凸が目立つ
- 経過と変化:通常の口内炎は数日から1週間程度で小さくなるが、がんの場合は縮小せず徐々に拡大し、出血しやすくなる
特に舌の縁にできる白い塊や硬さを感じる病変は、早期の専門診断が欠かせません。