【完全版】イシューから始めよ要約|犬の道を脱出する仮説思考術

今注目を集めている 【完全版】イシューから始めよ要約|犬の道を脱出する仮説思考術について、多角的な視点をご紹介しています。

本書の根底を貫くフレームワークが、縦軸に「解の質」、横軸に「イシュー度」を取ったマトリクスです。安宅氏は「バリューのある仕事」を次のように定義づけています。

  • イシュー度:「自分のおかれた局面において、この問題に答えを出す必要性の高さ」
  • 解の質:「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの完成度」

世の中の9割以上の人が犯す過ちは、イシュー度が低いまま「解の質」だけを上げようと努力することです。これはまさに犬の道の典型であり、徒労に終わります。正解ルートは、まず「イシュー度」を右端まで引き上げ、その上で「解の質の向上」を目指すアプローチしか存在しません。

アプローチ区分イシュー度と解の質投下時間とアウトプット実態編集部の見解・評価犬の道(最悪の消耗戦)イシュー度:低
解の質:高を目指す月間残業80時間超。美麗なスライド100枚作成も「で、何が言いたいの?」で却下。最も避けるべき働き方。自己満足に陥りやすく組織の生産性を著しく破壊する。凡庸な作業(ゴミ仕事)イシュー度:低
解の質:低定例業務のルーティン処理。意思決定に何ら寄与しない情報整理。AIや自動化ツールで真っ先に代替される領域。付加価値はゼロに近い。惜しい仕事(やりかけ)イシュー度:高
解の質:低着眼点は鋭いが、裏付けデータが甘く経営陣を説得しきれない状態。イシュー設定は正しい。検証設計と論理構成の強化で大化けする可能性が高い。バリューのある仕事(理想)イシュー度:高
解の質:高最小限の分析で核心を突き、プロジェクトの命運を分ける意思決定を即座に引き出す。真のプロフェッショナル。安宅氏が提唱する知的生産の目指すべき到達点。
田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。