好意を向けられると逃げたい…「好意恐怖症」の正体と心理診断

今注目を集めている 好意を向けられると逃げたい…「好意恐怖症」の正体と心理診断について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

個人のトラウマや育成環境だけでなく、近年の社会環境の変化も好意恐怖症の増加に影響を与えているとの分析が進んでいる。デジタルコミュニケーションが当たり前となった環境では、SNSを通じた即時的な繋がりが共有される一方で、過剰な承認欲求と常に比較されるストレスに晒され続けている。

日本心理学会の各種研究発表や厚生労働省が提示する現代人のメンタルヘルス実態調査においても、若年層における「対人関係の希薄化と過度な傷つき回避傾向」が指摘されている。失敗や拒絶のリスクが可視化されやすい社会において、傷つくリスクを負ってまで誰かと深く関わることへの恐怖心は年々高まっている。完璧な自分を演じる疲弊と、ありのままの自分を見せる恐怖の間で揺れ動く人々が増えているのだ。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。