スイス尊厳死を選ぶ日本人の真相|費用・審査基準と家族の葛藤

スイス尊厳死を選ぶ日本人の真相|費用・審査基準と家族の葛藤の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

スイスでの尊厳死を実行に移すには、事前の緻密な準備と莫大な経済的負担が伴います。スイス尊厳死手続きの流れは、大まかに以下のステップで進行します。

  1. 団体への会員登録・年会費の支払い:各団体の規約に同意し、初期登録料および年会費を納入。
  2. 医療書類の収集と翻訳・公証:日本の医療機関から診断書、検査結果、投薬歴を取得。公認翻訳者による翻訳およびアポスティーユ(公印確認)を取得。
  3. 書面審査(緑色の光の取得):スイスの医師による複数回の書類審査と適格性の確認。
  4. 渡航日程の調整・移動:病状が進行する前に、同伴者とともにスイス現地へ渡航。ビジネスクラスや医療サポートが必要なケースが多い。
  5. 現地医師との対面面談:最低2回以上の対面診察を実施し、意思の不変性と判断能力を最終確認。
  6. 処方箋の発行と実施:指定の施設またはアパートメントにて、本人の手で致死薬を投与。
  7. 警察・検視官による現場調査:他殺性や不法行為がないかを司法当局が即座に確認。
  8. 火葬および遺骨の搬送:現地で火葬され、遺骨が日本へ郵送または家族によって手荷物として持ち帰られる。

経済面におけるスイス尊厳死費用は、為替レートの変動(スイスフラン高)も影響し、2026年時点ではトータルで約250万〜400万円に達することが一般的です。団体への審査・手配費用(約120万〜180万円相当)に加え、渡航費・現地滞在費(介助者分を含む)、医療書類の翻訳代、現地での火葬およびスイス尊厳死遺体搬送にかかる行政手続き費用が加算されます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。