てんさい糖は本当に体に悪いのか?白砂糖との違いと血糖値の真実
てんさい糖が他の砂糖と一線を画す要素として語られるのが、難消化性オリゴ糖の一種であるラフィノースの存在だ。ラフィノースは胃や小腸で消化されにくく、大腸まで届いてビフィズス菌などの善玉菌の餌となり、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)の多様性を保つ働きが確認されている。
では、食後の血糖値(GI値)はどうなのだろうか。一般的な上白糖のGI値が100前後の高GI食品に分類されるのに対し、てんさい糖は65前後の中GI食品とされることが多い。小腸での吸収が穏やかであることは事実だが、急激なスパイクを起こしにくいというだけであり、インスリンの分泌が不要になるわけではない。糖尿病患者や耐糖能異常を抱える人が「てんさい糖なら制限なく摂取できる」と誤認するのは極めて危険な判断だ。