いっぱい食べるのに太らない理由は?最新研究が明かす代謝と心理の真相
一方で、「純粋な食欲」と「精神的プレッシャーからくる過食」は厳密に区別しなければなりません。日常的にドカ食いしてしまう人の背後には、自律神経の乱れからくるストレス過食原因が潜んでいる場合が多々あります。
強いストレスに晒されると、脳内ではコルチゾールというホルモンが分泌され、手っ取り早く快楽物質であるドーパミンを得るために高脂質・高糖質な食事を異常に欲するようになります。この状態での食事は満腹中枢が麻痺しているため、体がエネルギーを必要としていないにもかかわらず「詰め込む」行為を止められなくなります。
また、空腹時に急激にジャンクフードや甘いものを摂取すると、激しい血糖値スパイクが発生します。急上昇した血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌されると、今度は低血糖状態に陥り、脳が再び「強い空腹感」を誤認する悪循環に陥るのです。「いっぱい食べる人心理」を分析する際は、それが心地よい食欲なのか、それとも脳のストレス信号による衝動なのかを見極める冷静さが欠かせません。