行列が途切れない老舗の奇跡。「野田 精肉 店」が2026年の今、全国の肉好きを魅了し続ける本物の理由
夕方4時。香ばしい油の匂いが店外まで漂い始めると、学校帰りの学生や買い物帰りの主婦たちが吸い寄せられるように列を作る。
目当ては、揚がりたての特製コロッケと自家製メンチカツだ。一口かじれば、サクッという心地よい音とともに、北海道産ジャガイモのほくほくとした甘みと、和牛ミンチの豊かなコクが口いっぱいに広がる。冷めてもサクサク感が失われない衣の工夫は、長年の試行錯誤から生まれた企業秘密だ。
メンチカツに至っては、もはや肉料理の主役級。溢れ出す肉汁の量が半端ではない。ソースをつけずにそのままかぶりつくのが、常連たちの間で受け継がれる「正しい食べ方」だ。夕方には完売してしまうことも珍しくないため、まとめ買いする客の姿が後を絶たない。