職人が伝授!木のまな板おすすめ比較と黒ずみを防ぐプロのお手入れ
天然木と一口に言っても、使われる木種によって使い心地は驚くほど変化する。国内で流通する主要な木材の中でも、特に評価が高いのが「ひのき」「ヒバ」「いちょう」の3つだ。それぞれの特性を理解することが、理想の1枚に出会う第一歩となる。
日本最高峰の木材として名高い木曽ひのきまな板は、気品ある香りと美しい木目が最大の特徴。自律的な復元力に優れ、包丁の刃を優しく受け止める。天然の抗菌成分であるヒノキチオールやαピネンを含み、衛生面でも絶大な信頼を獲得してきた。
水回りに圧倒的な強さを誇るのが青森ヒバまな板だ。ヒバに含まれるヒノキチオールの含有量は木材の中でも群を抜いており、強力な抗菌・防虫効果を発揮する。カビや雑菌の繁殖を抑える力が強いため、湿気の多い日本のキッチンには心強い味方だ。
一方、プロの料理人や料亭で昔から愛され続けているのが、いちょうのまないたである。銀杏の木は適度な油分を含み、包丁の刃当たりがとにかく柔らかい。刃こぼれを防ぎ、長時間の仕込みでも手が疲れにくい。吸い付くような独特の切削感は、一度味わうと離れられなくなる魅力を持つ。