恋のAbcとは何の略?昭和スラングの語源とD以降の真相を徹底解剖
基本のABCだけで完結せず、当時の学生たちの冗談や深夜ラジオの悪ノリ、雑誌の読者投稿などを通じて「D以降」のバリエーションが数多く生み出されました。カルチャー誌『DIME』などの特集報道によると、「ABCは恋人2人だけのプライベートな関係性を指すのに対し、DEF以降は自分たちだけに留まらない社会的・家庭的な関係性を示す」という明確な構造的差異が存在します。
代表的なD以降の定義と派生パターンは以下の通りです。
■ Dの一般的な意味:妊娠(Delivery)または別れ(Drop/Dump)
最も広く流布していたのは、出産や配達を意味するDeliveryから取った「妊娠・出産」説です。Cの性交渉の後に訪れる現実的な帰結として語られました。一方で、関係の終わりを意味するDrop(落下)やDump(振る)から「破局」を指す地域・コミュニティも存在しました。
■ Eの一般的な意味:婚約・結婚の約束(Engage)
恋人関係から公のパートナーシップへと昇格する「婚約(Engagement)」を意味します。学生ノリの隠語が、人生のライフステージへとシフトする瞬間です。
■ Fの一般的な意味:家庭の形成(Family)
結婚を経て新たな家族を作る段階です。DEFと進むことで、恋愛遊戯から社会的な人生設計へとステージが移行していく様子が描かれています。
さらに一部のサブカルチャーや学校空間では、「DEFZ(Zは絶交や死・終焉)」や、より細分化された「HIJK(H=エッチ、I=愛、J=事実婚、K=結婚などの語呂合わせ)」といった言葉遊びも派生しました。これらは厳密な統一規格があったわけではなく、地域や学校のコミュニティごとに独自のバリエーションが楽しまれていた実態が当時の投稿雑誌の記録から窺えます。