結婚式のご祝儀袋2026最新!恥をかかない選び方と正しい書き方
包む中身と袋が決まったら、次は文字入れの工程です。どれほど高価な袋を用意しても、文字のマナーを誤るだけで台無しになってしまいます。
まず使用する筆記具ですが、必ず「濃い黒の毛筆」または「筆ペン」を使用することが絶対の条件です。ボールペンや油性マジック、サインペンの使用はマナー違反と見なされます。手元に筆記用具がないからと、万年筆や普段使いのペンで済ませてはいけません。そして何よりも避けるべきは「薄墨」です。薄墨は「突然の悲報に涙がこぼれ、墨が薄まってしまった」という哀悼を示す弔事(お葬式・法事)専用の墨です。慶事である結婚式で薄墨を使うと非常に縁起が悪く、失礼にあたります。
表書き上部には「寿」や「御結婚御祝」があらかじめ印刷された短冊が付いているケースが大半ですが、自分で書く場合は水引の真上中央にバランスよく配置します。下段には贈り主の氏名を、上段の文字よりやや小さめにフルネームで記入します。
夫婦で招待されて連名にする場合は、夫の氏名を中央にフルネームで書き、その左隣に妻の下の名前のみを揃えて書くのが一般的です。職場の同僚など3名までの連名であれば、右側から目上の人順、友人同士なら五十音順に並べます。4名以上の場合は代表者の氏名を中央に書き、その左下に「他一同」と添え、別紙(奉書紙や便箋)に全員の氏名と住所、包んだ金額の内訳を記して中袋に同封するのがスマートな流儀です。
中袋(中包み)の表面中央には包んだ金額を縦書きで明記しますが、ここでも改ざんを防ぐための大字(旧字体)を用いるのが正式なマナーです。
- 1万円:金 壱萬圓
- 2万円:金 弐萬圓
- 3万円:金 参萬圓
- 5万円:金 伍萬圓
- 7万円:金 七萬圓
- 8万円:金 八萬圓
- 10万円:金 拾萬圓
最近では印刷済みの横書き欄が設けられた中袋も増えており、その場合はアラビア数字(金30,000円など)で記入しても許容される傾向にありますが、格調高い手書きの縦書きであれば大字表記にしておくのが最も確実です。中袋の裏面左下には、郵便番号、住所、氏名を漏れなく記載します。新郎新婦が式後に集計し、お礼状や内祝いの手配を進める際、中袋に住所がないと過去の住所録を照合する多大な手間が生じてしまいます。相手への思いやりとしても正確に書き残しましょう。