映画『アイアムアヒーロー』結末ネタバレ!英雄の決断とZqnの真相
クライマックスの舞台となるのは、富士山麓のショッピングモールだ。標高の高い場所には感染予防の噂があり、避難民が集まっていたが、そこは既に人間同士の醜い権力闘争と階級社会が形成されるディストピアと化していた。伊浦をはじめとする武装グループが生存者を支配し、食料や資源を独占する過酷な状況下で、英雄はタクシーで出会った女子高生・早狩比呂美を守るために踏みとどまる。
比呂美は赤ちゃんZQNに噛まれたことで、半分ZQN・半分人間のハイブリッド状態となっていた。意識を失った比呂美を守り抜くと誓った英雄は、元看護師の薮と共に、屋上駐車場での絶望的な最終決戦へと挑む。迫りくる数百体のZQN群。かつては銃刀法を恐れて一度も実弾を撃てなかった英雄が、ついにクレー射撃用の散弾銃を構え、引き金を引く。
残り弾数を緻密に計算しながら、圧倒的な精密射撃でZQNの頭部を次々と打ち抜いていく英雄。陸上選手だった高跳びZQNの圧倒的恐怖すらも死闘の末に粉砕し、全滅させた英雄は、血みどろの中で静かに立ち尽くす。ラスト、夜明けの道を走る車の中で、目覚めた比呂美から「英雄くん」と名前を呼ばれた彼は、気恥ずかしそうに微笑む。自分の名前通り、誰かの「ヒーロー」になれた瞬間だった。