箸墓古墳が示す邪馬台国の所在地!最新科学で迫る卑弥呼の墓の全貌
しかし、立ちはだかる大きな壁が存在する。箸墓古墳は「倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の陵墓」として宮内庁の管理下に置かれており、自由な本格掘削調査は厳しく制限されてきた。研究者の間では長年、内部構造の解明を阻む障壁として議論の的となってきた経緯がある。
だが、風向きは変わりつつある。近年の学術団体と宮内庁との共同立ち入り調査や、墳丘を傷つけない立ち合い調査、さらには非公開発掘調査で採取された周濠底の試料解析から、度重なる新事実が浮き彫りとなってきた。三次元レーザー計測や地中探査レーダーが捉えた石室の推定形状は、中国の史書が伝える巨大な方円構造と驚くほどの類似を示している。